印刷 よもやま話
上質紙とは
主要な紙の種類である「コート紙」「マットコート 紙」「上質紙」
今回は「上質紙」についてのご紹介です。コート紙、マットコート紙と比べて、良い紙ではないのかな?と思われる事もありますがそんな事はありません。上質紙にしか出せないメリットを是非知っていただければと思います。
今回は上質紙についてのポイントをご紹介させて頂きます。
①自然な風合いで落ち着いた印象
カラー印刷といえばコート紙、マットコート紙とお勧めしてきましたが、実は上質紙には他の二つには出せない魅力があります。
それが自然な風合いで落ち着いた印象です。上質紙は他の二つとは違って表面にコーティングがありません。つまり紙の性質上、インキを吸いやすい紙となっており、発色はやや落ち着いた色合いになります。また、反射が少ないため目にも優しい印象になります。
例えば自然派でオーガニックなイメージなど、優しい印象を前面に押し出したいパンフレットやチラシであれば、鮮やかさよりも少しトーンを抑えた上質紙のほうがぴったりかもしれません。少し上級者向けかもしれませんが、このようにカラー印刷であえて上質紙を使うケースは確かに存在します。
注意点としては、パソコンなどのモニターで見ている色と、実際に印刷した色では、差が大きくなりやすい点です。もちろん、コート紙やマットコート紙でも起きることですが、紙がインキを吸収することによってモニター上の色と差が大きくなりやすい傾向があります。色についてしっかりと事前に確認したい場合は、色校正をとることをお勧めします。
②書きこみやすい筆記性
上質紙は一般用紙とも呼ばれ、コピー用紙なども上質紙の仲間です。マジックペンやボールペンはもちろん、鉛筆やクレヨンなどでも容易に書き込むことができます。例えば、アンケート用紙や申込書などは上質紙であることが一般的です。
一方、コート紙は表面にツルツルとしたコーティングがあるため、書き込むには不向きです。マジックペン、ボールペンであればほとんど大丈夫ですが、鉛筆ではうまく書き込めません。マットコート紙であれば鉛筆でも書き込む事はできますが、発色の良いマットコート紙を使う理由が特になければ、最も書き込みやすい上質紙を選択するのが最適です。
③豊富なカラーバリエーション
上質紙は豊富なカラーバリエーションのある紙であり、代表的なものに「色上質紙(いろじょうしつし)」というものがあります。その数およそ30色。ハッキリと目立った印象の濃い色から、薄くて優しい印象の淡い色まで、あらゆる色が揃っています。
使い道も様々な方法があります。例えば、重要書類に色上質紙を使うと他の書類よりも目立つため、お客様に目を通してもらいやすくなります。他にも、簡易的な冊子などの表紙に色上質紙を使うと、真っ白な表紙よりも存在感がぐっとアップし、より一層しっかりとした冊子を作ることができます。
いかがでしたでしょうか。上質紙は一般的な紙だからといって、特徴がないわけではないのです。印刷物で表現したい世界観や伝えたいポイントによっては、最適な選択肢となります。是非皆様に、上質紙の魅力を知っていただけたらと思います。
ここは大阪の下町、生野区にある株式会社大澤印刷。
宣伝活動に利用できる、一筆箋、ポスター、タペストリー・のぼり、ショップカードの作成や、商店街様の売り出しに使用する販促品、スタンプカード等の
宣伝物はもちろんの事、法人様の、御名刺、各種封筒、各種伝票、各種挨拶状、会社案内、社内報の作成、スローガンや、各種学校様の学校案内、就職ガイド、
学校新聞なども取り扱っております。
アイデアや考えはあるけども、上手くまとまらないので相談したい。色々と
アドバイスが欲しい。全てお任せしたい。様々なお客様のニーズに
株式会社大澤印刷はお応えします。
印刷のプロ集団である、株式会社大澤印刷にお任せください。
大阪市内のお客様は直接のご訪問もさせていただいております。
しっかり向き合って納得のいく商品、製品をご提供しております。
創業大正2年から数えて110年。今まで培ってきたノウハウ、経験を活かして、
従業員一同お客様の満足にお応えしてまいります。